学校行事

上麻生中最後の文化発表会(3)

トリは3年生の発表 福祉学習「真の名は。」

落ち着きのない人と目の見えない人。この2人の物語を通して、だれもが過ごしやすい社会について学んだことを発表しました。

最初の動画はとてもかっこよかったです。豊かなアイデアで作りこんでいました。どの学年も最初のつかみは見事でした。

目の見えない転校生との出会い

「目が見えないのか。楽しくなさそうだな。」初めはお互いに理解しあえていません。

入れ替わったことに気づく2人

お互い違う障がいを体験することに。大ヒット映画をもとにした、よく考えられたストーリーですね。

落ち着きに欠けるのは、どうやらわざとではなくて、特性らしい。

私たちの周りには、一見自分と同じようにみえても実は様々な障がいをもって生活している人がいること、そして自身の障がいを正しく理解した上でよりよく生きようとしている人がいることがわかりました。

一方で、目が見えないことは誰がみてもわかる障がいです。

「一緒に遊ぼう!」「ゴールボールやろう!」

「ゴールボール」など、目がみえなくても楽しめるスポーツがあることを学びました。

実際に体験した3年生の動画も見せてもらいましたが、楽しく活動していました。その体験をもとに、発表でも楽しさを表現していましたね。

再び2人がぶつかり、もとどおりに。

実際に体が入れ替わることは起きないけれど、理解しようと学ぶことはできます。自分と特性が違う人も排除せずに理解することが、だれもが過ごしやすい幸せな社会になるというメッセージが伝わる発表でした。

エンディングの暗闇の中で「ゴールボール」を楽しむ2人もよかったです。発表方法、内容とも、さすが3年生と思わせるものでした。そして発表の準備期間中、ずっと楽しそうだった3年生がとても印象的でした。ありがとう。

どの学年も1週間足らずの発表取組の中で、よくもこれだけの発表ができたものだなと感心させられました。苦労もたくさんあったことと思いますが、志をもち、協働できた姿は素晴らしかったです。この文化集会で確かめた「相手意識をもち伝える」という文化を、これからも大切にしていきましょう。