今回の「いのちを守る訓練」は、通常の避難訓練に加えて、体験学習を行いました。
8月「南海トラフ地震臨時情報」は「地震がいつ起きてもおかしくない」という意識を高めています。訓練だからと手を抜くのではなく、真剣に取り組む姿が印象的でした。
1年生体験学習は「初期消火訓練」です。
消火器は各家庭にもあると思いますが、使い方を知っているかといわれると自信のない子が多かったと思います。
まずは自分の命を守る行動を取ることが大切ですので、初期消火で消火器を使う場面はあまりないかもしれません。それでも「この場面では消火器が有効かも」と判断の選択肢が増えることはよいことです。
2年生体験学習は「煙道体験」です。
煙によって、視界がほんの数十㎝ほどしかない世界を体験しました。
「立った時よりもしゃがんだ時の方が視野が広くなるよ。」
「ハンカチで口を押えるとずいぶん煙を吸う量が減るよ。」
体験を通して実感できたようです。
3年生体験学習は「避難袋体験」です。
3階から避難袋で地上に降りる体験です。
現実的に上麻生中学校で避難袋を使った避難の可能性は低いです。将来的にどこでどんな避難を求められるかわかりません。どんな場合でも冷静に命を守る行動ができるために、今回のような特殊な場面の体験も有効なのかと感じます。
それぞれ、防災意識を高めるよい体験ができました。消防署員さん、避難袋管理の皆さん、ありがとうございました。