学校生活

草取りボランティアに感謝

今朝も、地域の方が運動場の草取りをしてくださっていました。

私たちが出勤する前から取り組んでくださっていたようです。すでに一輪車に草がいっぱい積まれていました。恐縮しながらお礼を言うと「私たちこそよい機会をつくっていただけた。」と逆にお礼を言われびっくり。「いやいや、私たちこそ・・・」と伝えながらお話を聞くうちに、皆さんが「本当にやりたい」と思って取り組んでくださっているのだとだんだん理解しました。

「宿題(やりなさい)だったらできないよね。宿題じゃないからできるのです。」「一人ではやる気になれない。こうしてみんなが一緒だからできるのです。」来る時間も、帰る時間もみんなが同じではありません。「お先に上がります。」と気軽に言える関係であることも、またよいのですね。

「おはようございます」登校してきた子どもたちがあいさつしながら草引きに参加してくれました。普段子どもたちとじっくり話す時間がない私ですが、一番最初に来た子と話すきっかけにもなりました。みなさんが言ってみえる「よい機会」という意味が少し実感できました。

「美しくなったね」作業した場所をしみじみ振り返る地域の皆さん。草取りの魅力は「見える成果が出る」というところですね。今日も本当にありがとうございました。

実は、今週初めに作業を見かけたときの第一声は「申し訳ありません。」でした。これだけやってくださる方に対し、私は何にもできていないからです。しかし今日、一緒に活動しながらお話を聞いていたら「申し訳ありません」でなく「ありがとうございます」でいいのかな、と思えてきました。「言われてやらされている」のではなく「ご自身で決めてやっている」のだと納得できたからです。地域の方の善意に甘えながら、私たちは「私たちが子どものためにできること」に注力していこうと思います。