学校生活

スイーツで町づくり

5月24日「魅力的な提案をしよう」で紹介した「七宗町の魅力をスイーツで表現しました」企画。その後、つむぎだより(学校だより)でも紹介させていただきました。その情報をキャッチし、なんと本当にスイーツ企画を実現させようと動く大人の方が登場しました。

「こぶしの里」加藤恵美さん、「宿泊のこ山&のこ山キッチン」土屋朋子さんです。「10/27ふる里まつりで販売しませんか?」

「ホントに?」

突然の申し出に一同びっくり。

「七宗町の町おこしをしたいと思っていました。そこで、今回の話を周りの大人に相談したところ、みな『めちゃくちゃいいね』と言ってくれました。」加藤さんは、日ごろから町づくりについて「何か楽しいことはないか」とアンテナをはってみえたようです。

「本気で考えるなら、商品は一つに絞らなければいけません。」

「そこでプレゼン&審査を行い、実現させるスイーツを一つ決めようと思います。」このあたりまで聞いた子どもたち、かなり本格的な企画なのだと改めて実感しているようです。

もともと町おこし協力隊として七宗町に移住してみえた土屋さん。「中学生、いい意見をもっていていいな。」「実現できたらどんなにいいだろうと、自分がワクワクしています。」ダイレクトに思いを伝えてくださいました。

「実際やってみると、きっと思った通りにはいかないと思います。」

「でもどうやったらできるだろう?と考える体験ができるのは、みなさんにとってもよいことじゃないかと思います。」熱い語りは続きます。

「新しい商品をつくるときには『事業計画書』というものをつくります。」加藤さんの本気モードスイッチがまた一つ上がりました。

「皆さんはお店側の人になります。お客さんが買いたいと思うには、その商品を売っていることを知ってもらうことがまず大切。」「みなさんと一緒に試行錯誤しながら取り組みたいと思います。」土屋さんのワクワクモードも上がり続けていました。

あまりの驚きに、普段活発な意見を言う子どもたちも今回はあまり言葉が出ない様子。

それでも「驚いた」「やってみたい」「でもやったことがないから不安」と、加藤さん、土屋さんに率直な思いを伝えることができました。

ふる里まつりで販売するためには通常半年以上かかる商品化をわずか4か月足らずで行わなければなりません。実現させるスイーツを一つに絞る審査会は7月8日に決定。「どんな人に審査員をお願いしようか。」その後、話はどんどん具体的になっていきました。

初めてやることには誰でも不安ですし、失敗も当然あるでしょう。しかしこうした体験を通して培う力は、これからの社会で幸せに生きていく力になるのだと確信しています。よい機会を与えてくださった加藤さん、土屋さん、本当にありがとうございます。